前回の記事では、臨月から出産までの家庭生活についてご紹介しました。
いよいよ、6か月間の育休生活がスタートします。
とはいえ、出産後の一週間は、妻は次女とともに産院で入院。
そのため、夫の私は長女と二人きりで生活することに。
特に、長女の身の回りのフォローは、これまで主に妻が行っていたため、不安を抱きながらの育休生活の幕開けです。
目次
- 半年間の育休生活がスタート。しかし、妻はいない。
- 苦手な「髪結い」との闘い
- 朝の救世主、髪結いユーチューバー
- ワンオペで困った時は、一人で悩まず資源を有効活用
- 保育士さんやママ友・パパ友に感謝
- 長女と次女の初対面。長女も家事育児の大切な戦力
6か月間の男性育休がスタート。しかし、妻はいない。
手先が不器用な私の「髪結い」との闘い
出産日から一週間、妻は産院に入院、その間は、夫の私が長女の面倒を見ることになりました。
果たして、妻不在の一週間を乗り越えられるか。。。
私は一人暮らしの経験が長かったこともあり、料理や洗濯、掃除などの家事は苦ではありませんでした。
しかし、唯一苦戦したことが。。。
それは、毎朝、髪の長い長女の髪を結ぶ作業。
私はこのような手先の細かい作業が大変苦手です。
そのため、妻がいるときにそのような作業が発生した場合は、手先の細かい作業が得意な妻にお願いしたり、私のおぼつかなさを見るに見かねた妻が代わりにやってくれたりました。
そして2024年の現在、当時3歳だった長女は10歳になりますが、今では私の苦手と思われる作業を長女が見かけると積極的に手伝ってくれます。
そして、私よりもはるかに上手い(笑)
きっと、手先の細かい作業が得意な妻が、長女に折り紙とかピアノとか色々と教えてくれたおかげでしょう。
朝の救世主、髪結いユーチューバー
さて、朝の髪結いの話。
45歳、はじめての髪結い。。。
妻不在の一週間、この超難関タスクをなんとか乗り切らねば。。。
あれこれ悩んでいる中で、ついに救世主を発見しました。
そう、それは、YouTube。
”子どもの髪の結び方”と検索すると、子どもの髪結い動画が沢山登場。
しかも超初心者に嬉しい解説付き!
「これならできそう!YouTuberのみなさん、ありがとー!」
ここに、髪ならぬ神が降臨しました(笑)
と、喜びも束の間、見るとやるとでは大違いなんですよね。
動画を見ては巻き戻したり、スロー再生したりして、見よう見真似で髪を結います。
タップする際、手元が狂って、全く違う動画が再生され、見たかった動画がいずこに行ってしまうこともしばしば。
手先の不器用さを、ここでも遺憾なく発揮⁈ (笑)
そんな私自身には時間があるものの、登園を控えた娘には時間がありません。
ゆっくりやる暇はなく、初日や2日目は、比較的簡単な一つ結びで乗り切りました。
すると、長女は嬉しそうな表情に。
おっ、意外と反応いいじゃん。
ふふっ、この調子で一週間乗り切れる、と安心感を得た次の日。
私にとって最高難易度Sランクの三つ編み
一つ結びでは物足りなかったのか、長女から別の髪結いのリクエストがありました。
「ねえ、パパ、今日は三つ編みにして」
み、三つ編み。。。
即YouTubeでチェックすると、三つ編み動画が沢山出てきます。
見るからに難しそう。。。
時間もないので早速トライ。
髪をねじりねじりするうちに、髪よりも自分の手がねじれて絡まるのは、なんでだろう〜と自問自答(笑)
ねじっては戻すを何度も繰り返し、雑な髪結いを痛がる長女をなだめながら、送迎時間ギリギリまでチャレンジしました。
自分ではよい出来栄えと思っていたのですが、長女から「これじゃない!」とダメ出し。
これではなくどれが正解なの?と疑問を抱えつつ、最初からやり直し。
そして、やり直した結果、前回よりもさらに出来が悪くなったところで時間切れ。。。
再度の「これじゃない!」をBGMに、時間の概念の弱い長女をなだめながら家を後にします。
保育園に到着後、長女のヘルメットをゆっくり取ると、もはや三つ編みとは呼べないであろう、ゆるっゆるの名もなき髪形が出現。
申し訳ない気持ち満載の中、保育士さんに娘を預け、そそくさと保育園を後にします。
長女よ、ゴメン。。。(笑)
ワンオペで困った時は、一人で悩まず資源を有効活用
保育士さんやママ友・パパ友に感謝
長女を預けてから夕方までの間は一人の時間になります。
日々のルーティーンは、まず入院中の妻を訪ねます。
他愛もない会話をする中で、長女の髪結いが苦戦していることを報告したり(笑)、新生児室にいる次女を迎えに行き抱っこしたりして過ごしました。
その後、自宅に戻り、読書やキャリアコンサルティングの学習、掃除や食材の買い出しをしました。
そして夕方になると、長女のいる保育園にお迎えに。
すると、朝とは全く違う髪型の長女が登場。使用前と使用後の劇的な変化のごとく、とっても素敵に見えました(笑)
さすがは保育士さん、すべての園児の髪形をしっかり整えるだけのことはあります。
保育士さんとのやり取りの中で、髪結いのことを相談したところ、アドバイスとともに、ねぎらいの言葉もかけてくださいました。
おかげさまで、翌日の髪結いへのモチベーションが少し上がったのを記憶しています。技術は進歩しませんでしたが(笑)
日々の送迎時に出会ったママ友やパパ友も大きな存在です。
お互い忙しい時間の中で交わすちょっとした会話。そこから得られる情報が結構役に立ちました。
お友達の日々の様子や困り事、保育園でのイベントに関する留意点、インフルエンザが流行っている、などなど。
特に子どもや仕事の話題については、たまに愚痴に発展して長話になることもありますが(笑)、これも貴重な情報です。
困った時には、一人で悩まずに相談してみると、気持ちが楽になったり、解決のためのきっかけを得たりすることが多いものです。
どうしても一人で悩みがちな方のために、このような記事を作成しましたので、関心のある方はどうぞお読みください。
長女と次女の初対面。長女も家事育児の大切な戦力
保育園で長女を引き取った後、いつもはまっすぐ…ではなく、イヤイヤ期の長女をなだめながら曲がりくねって帰宅するのですが、この一週間は特別です。
ママと次女のいる産院に立ち寄ってから帰宅することにしました。
長女が入院中の母親に会えないのを寂しがるだろうと思ったからです。
そのことを長女に話すと、「行きたい、行きたい。」「ママに会いたい、妹に会いたい」とハイテンションに。
保育園から公園に立ち寄ることもなく、地蔵のようにフリーズすることもなく、あの時のイヤイヤ期はどこへ行ったのやら、軽やかに動く長女の姿はまるで夢を見ているかのようでした(笑)
産院に到着、部屋に入るとすぐに長女は母親に抱きつきます。そして次女と初のご対面。
生まれたての次女の様子を見た長女は刺激的だったようで、「これからは妹の面倒を見なきゃね」と張り切っていました。
この言葉を聞いて「なんて頼もしいんだろう」と同時に「ああ、長女も家事育児の戦力になれるんだ」と感じました。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回に続きます。